駄文〜ナルト〜
□名の無い感情
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「シカマル〜!」
「んぁ?ナルトじゃねぇか」
シカマルは任務の休憩中、ナルトに出会った。
ナルトは顔にたくさんの傷を負いながらも、何か嬉しそうな表情だ。
「何だ?修行か?」
「おうっ!カカシ先生が修行を見てくれてるんだってば」
「ああ…カカシさんね」
シカマルは頭に畑カカシの姿を描いた。
ナルトはカカシと付き合っている。
みんなが知っているわけじゃないが、2人関係を知っている人は知っていると言う感じだ。
もちろん、シカマルも知っていた。
「カカシさんと修行なんか出来んのかよ?修行以外になるんじゃねぇの」
茶化したつもりが、ナルトは逆に顔を真っ赤にさせた。
「マジかよ…」
シカマルはため息を吐いた。
「……オレのことより、シカマルはどうなんだってばよ?」
「オレ?」
ナルトは頷いた。
「アスマ先生と……今も?」
「めんどくせぇ恋愛をしちまってるって自分でも…分かってる」
シカマルの表情は重かった。
「なぁ…シカマル、お前…」
「あら、ナルトにシカマルじゃない」