駄文〜ナルト〜
□悲しくて君を抱きしめた
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「オレ、シャワーあびてくる!オレのとか、先生のとかでベタベタだってばよ」
「じゃぁ一緒に入ろう」
「だめっ!だって先生、すぐ変なことするし」
そう言うとナルトは、ベッドからスルリと抜け出した。
なんか淋しいなぁ。
「ねぇナルト。俺のどこが好き〜?」
「は?どこって…全部好きだってばよ」
全部かぁ…嬉しいこと言ってくれちゃって。
「全部かぁ。ナルトは俺の全部が好きで恋人になってくれたの?」
「…先生はそれだけじゃ、満足できない?」
満足って言うか…
「満足できないって言うか、具体的な理由が欲しいかなぁ」
だってさ、歳の差は埋められないし…俺だって不安なのよ。
だからさ、『俺が特別』っていう理由が欲しいんだよね。
「具体的な理由、あるってばよ?」
「え?あるの!?」
ナルトは頷いた。
「それは…先生が強いからだってばよ」
強い?
忍としてってこと?
「先生強いからさ、きっとオレのこと…殺してくれるだろ?」
「え…?」
「九尾化したら、愛してる人の手で殺してほしいんだ」
「ナルト、」
俺はベッドから抜け出し、ナルトを抱きしめた。
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