ろんぐ



どこまでも続く
この道の先で
笑顔を見せてくれますか?
声を聞かせてくれますか?
涙を流すことはありませんか?
幸せになれますか?

君は待っていてくれていますか?

この道の先で




どうしても、
君が行くというのならば

私は黙って見送ろう
私は笑顔で見送ろう
涙を見せず見送ろう

大きく手を振って、
君の道を照らして見せよう

君が幸せになれるのならば




宝物はなんですか?

そう聞かれた時、
きっと昔の私は迷うだろう。
でも、
今の私なら、迷うことなく答えられるよ

君の存在すべてです、と

迷う必要なんて無いものね




君の笑顔は魔法のよう、
君の声は呪文のよう、

君はきっと魔法使いね。

ならば私は
魔法にかかった

シンデレラ




君の存在は、
私の中で、大きくなり過ぎた
私の中に、必要過ぎた

君が居なきゃ
私は私で無くなってしまう

だから、だから

側に居てよ




ごめん
君の気持ちに気がつけなくて

君を苦しめてたのに
君を悲しませていたのに
君を君でなくしてしまったのは、

本当にごめん

そして私は立ち尽くした




人は、さよならではなくて
またねと言いたがるけれど
別れるなら同じこと
どうせもう会えないんでしょう?

ならば私は
何も言わず、涙を流そう

そして大きく手を振るだろう




どうしてあの時
あの手を離してしまったんだろう
どうしてあの時
引き止めなかったんだろう

まだ好きなのに、
まだ伝えてない言葉は山ほどあるのに、

まだ、笑顔を見れてないのに

それでも別れはやってくる




笑って、
笑ってと、君が呟いた。

君がそう望むのならば
私はいくらでも笑うから、

君もまた、笑顔を見せてね?

ほら、私まで笑顔になった




走れ、走れ、走れ
つまづいて転んだっていい
疲れたら休んだっていい

ただ諦めることだけはしないでほしい

諦めなければ

何か見えてくるでしょう?





 

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