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□a commodo bugia
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うそつき、だと。
知っていたのに。

(どうして優しくなんてしたの)

忘れてしまえと。
思っているのに。

(いっそのこと立ち直れないくらい突き放してくれたらよかった)

あの優しい白色は、いつまでもまぶたの裏から消えてくれないのだ。



君だけですよと、囁いた言葉は何だった?
君だから、と触れたあの手は。
昶君、と呼んでくれたあの声も。
全部全部、嘘だったのに。


戻らないあの日。
戻れないあの日。
何を言っていたら変わったのだろう。
何をしたら彼はここに居てくれたんだろう。


(ばかやろう)


私がいなくなったらすぐ私のことを忘れてくださいね。
なんて馬鹿げたこと言って、彼は俺を置いて行ったのだ。
何が忘れて、だ。
何を、どうやって。
忘れ方なんか、教えてくれなかったくせに。

あの言葉も
触れた手も
声も
キスも

何一つとして忘れられない。
忘れることなんて、できない。

うそつきの彼が残した
最後の嘘だと知っているから。


(どうせ最後なら突き放してくれたほうが楽だったのに)






あなたを忘れたら、あたしには何も残らない
(だから眠れない午前1時)
(あなたをまた思い出す)




おしまい。

細胞全てがあなたで染まっているの。


Thanks Song>> supercell feat.初音ミク「嘘つきのパレード」

お題拝借先>>確かに恋だった

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