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□oh,God!Please kill me happily!!
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久しぶりに仕事はなくて。
今日は土曜日だから、ケンも学校は休み。
アキや白銀とどこかに出かける?って聞いたけど、ケンはんーん、と首を横に振って今日は二人きりがいい、だなんて嬉しい発言。(この子はどこまで俺を喜ばせたら気が済むんだろう)
朝ごはんは、甘いものが好きなケンのために生クリームをつけたフレンチトーストで。
食べ終わったら二人で洗いものとお片付け。新婚さんみたいだねって笑いあう。
そのあとはお洗濯。今日は日もいいからすぐに乾くだろうなあ、なんて思っていたら。
ぎゅう、と。
後ろからケンが抱きついてきた。
そのまま俺の背に額をこすりつけて、犬のようにじゃれついてくるケンの髪をどうしたのってなでてやると。
俺もかまって。
上目づかいに唇を少し尖らせて、拗ねてるフリの可愛い子供。
お洗濯終わったらね。
さらりとかきあげた、ケンの金色が陽に煌めいて少し眩しい。
思わず目を細めると、洸兄と服の裾を引っ張られる。
本当に、この子は可愛い。その無意識ともわざとともとれる仕草がまた俺を喜ばす。
・・・これで我慢して、ね。
広げたシーツの中、真っ白な世界に二人きり。
あ、と薄く空いたその唇に、俺はありったけの愛情を込めてキスをした。(この嬉しさが君にも伝わるように)

二人だけの世界は風にさらわれて、すぐに現実に戻されてしまう。
赤く染まった頬を隠すように抱きついてきたケンの甘えた笑顔に、俺はどうしようもないくらい嬉しくなったそれを堪えるように、口元に苦笑いを浮かべた。





ああ私は何て幸せ者!!
(いつか幸せに殺されてしまうわ)





おしまい

それも本望!

洸兄と賢吾はいつも仲良しです^^


お題拝借先>>コ・コ・コ/君と僕の6の日常/04 甘えるようにはにかむ君と嬉しさ堪えて苦笑いの僕

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