「さむっ!ええ、さむっ!なにこの寒さ!?」

ル「お前ほんと冬島苦手だよなー。チョッパーを見習え!」

「私は暑いのも寒いのも嫌なの。チョッパーは冬島で育ったんだから平気に決まってるじゃない!」

ル「そーか?まあ確かにちょっと寒いかも…さむっ!!!!なんだこれ!?すっげーさみい!」

「ついでに言うとルフィ、こんな雪が積もってる中で草履履いてるあなたのそばからできることなら離れたいと思ってるわ…。」

ル「うわああああ足がああああ!!!つめてっ、つめてえ!!!!!」

「まったく、ナミもなんでこんな寒い日に買い物頼むかなあ…。」

ル「おい見ろ!!!これ!!!」

「ん?」

ル「ハイパー雪だるさんだっ!」

「早く買い物すませて船戻ろう…。」

「あっ!!!おい、待てよ!!!かっこいいから見てみろって!!!」

「あーはいはいかっこいいかっこいい」

ル「だろ!?やっぱかっこいいよな!雪だるさん!」

「うんそうね。ハイパーが抜けてるよ、ルフィ」

ル「おい!!!置いてくなよ、おれを!」

「ごめんごめん。」

ル「まったくよー。ん?」

「あ」

ル「おおー!また降ってきた!」

「よくこんな寒いのにはしゃげるね…さっむ!!!!」

ル「そんなに寒いのか?」

「やばい。寒すぎて死にそうってくらい寒い。」

ル「えっ!?死ぬのか!?」

「いや、そんくらい寒いってこと。」

ル「んー………あ」

「?」

ル「じゃあ、これ使うか?」

「なにそれ?マフラー…にしてはずいぶん長いのね。」

ル「ナミに船出るときに渡されて、こんだけ長かったら2人ぐらい大丈夫だって言われたんだけど…どういう意味だ?」

「え………それって………」

ル「あ!これをこうして…」

「う、わっと…」

ル「こうしたら、おれもお前もあったかいよな!」

「っ、そう、だね。」

ル「ん?どうした?今度は顔が赤ェぞ?熱でもあんのか?」

「だ、大丈夫だから!」

ル「そうか?じゃ、街まで走るぞっ!」

「えっ!?ちょ、ま、うっ…く、苦しい!!!ルフィ、首が締まってるー!!!」

ル「え?なんか言ったか?」



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