ある日のバンエルティア号の中。
そこではある事がとにかくある意味凄い騒ぎになっていた。
「ジェイドさん可愛いぃーーー!!vV」
「・・・。」
セレアの感動(?)の声に、ジェイドは眉を歪めた。
グランマニエ陸軍大佐、
ジェイド・カーティスに
猫耳が生えました。
事あるごとにピクピク動く耳と、オマケに付いていた揺れる尻尾は、ジェイドからすれば非常に鬱陶しい。
ジェイドはムスッとした顔で科学部屋にある椅子に腕を組み、更に足も組み座っていた。
「可愛いーvV耳も尻尾もふさふさだぁーvV」
「セレア・・・いい加減になさい・・・。」
普段付けている手袋まで脱いで例の耳や尻尾を触るセレアに、ジェイドはため息を吐いた。
その様子にリフィルとフィリアは唖然としていたのだが、ある一人は爆笑していた。
その人物が、今回の事件の犯人なのだが。