06/16の日記

00:43
断じて認めん。
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みんな元気〜?スマイルだよ☆

突然だけど今日は9月17日。日本では『敬老の日』っていって、年長者を労う日らしい。

うちの年長者っていったらユーリだよね。
今日は目一杯労ってあげちゃお〜☆



ユーリがリビングで本を読んでいると、なにやらにこにこ顔のスマイルがやって来た。
「ユーリ、肩揉んであげる〜」
と言って肩揉みを始めた。
「急にどうしたんだ?スマイル。」
ユーリは理解出来ないといった表情で尋ねる。キッチンにいたアッシュも、不思議そうに二人の様子を覗いていた。

「ん?別に〜。今日は敬老の日ってやつらしいからさ〜ユーリおじいちゃんを労おうと…」
「ちょっと待て」
聞き捨てならない単語に反応するユーリ。アッシュもついちょっと吹き出して、ユーリに睨まれる。
「私はおじいちゃんではない!まだまだ現役だ!スマイル、お前こそもういい歳だろうが。」
「え〜?やだな〜僕だってまだピチピチの…えーと…120歳(適当)だよ☆」
「そんなわけあるか!」
「軽く100歳はサバ読んでるっスね…。」
二人につっこまれてスマイルは
「もう、そんなことどうでもいいジャン☆」としれっとした顔で言い放った。


「じゃぁ次はお茶でも淹れてあげるね!」
なにがなんでも"敬老"を実行したいらしいスマイルのこの発言に、アッシュは真っ青になった。
「スススマ!お、お茶なら俺が淹れるっスから…!」

ガシャーン!
バサッ!
ガチャガチャガチャ!

アッシュの制止も虚しく、既にキッチンは大変なことに。

カレーを作る時以外にスマイルがキッチンを使うと、そこは不思議なほど完璧にカオスへと化すのだった。

「うっ俺のオアシスが……。」
「同情するよ、アッシュ。」
「ユーリ…!俺もあんたに同情するっス…。ユーリはおじいちゃんなんかじゃないっス。」


がっちりと手を握り合う二人。


スマイルから心安らかに労われる日など、天地がひっくり返っても来ないと確信した日だった。

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00:32
かわいいけど…!!
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今日、ユーリ城に小さなお客さんがやって来たっス。


「ねぇユーリ〜この子うちにおいてもいいでしょ〜?」
「む……。;」

それは今から数時間前のこと…。散歩途中で雨に降られたスマイルがふと道端をみると、ありがちなダンボールに「拾って下さい」の文字。
中には小さく丸まった一匹の子猫。

益々雨が強くなり、そんな状況で見殺しに出来るはずもなく、今に至る。


「ねぇユーリってば〜」
「ユーリ、俺も面倒見るっスから…」
必死に説得を試みるスマイルにアッシュも助け船を出す。

「しかし、ただでさえうちには犬が…」
「犬じゃねぇっス」

素早く否定するアッシュ。
「犬と猫は仲良く出来な…」
「まだ言うっスか。」
その間にもスマイルは子猫をユーリの肩にのせたり頭にのせたりして遊んでいる。

「こら、スマイル」
「…やっぱり……ダメ?」
「…ぅ…仕方ない、飼い主が見つかるまでの間だけだぞ。」

最後はスマの上目遣いでやっとユーリも折れてくれたっス。

「わーい!じゃぁ名前考えよう!」

「どうして最初反対してたんスか?もしかして猫嫌いとか?」
ちょっと気になって、はしゃぐスマに聞こえないように聞いてみるとユーリはしれっと言ったっス。



「あんな可愛い生き物を飼ったらスマイルが夢中になってしまうだろうが。」




……あんた、いい歳して結局やきもちっスか…。

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