02/12の日記

23:00
不思議の夢のアリスA
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ア「綺麗なお城だなぁ。…んー、紅いバラが何かを連想させるっス。なんだろう。」

ス「やっと着いたようだね」

ア「わぁ!チェシャ猫さん!どうしてここに?」

ス「ボクは神出鬼没なのサ。それより、城に着いたらまずは女王様に挨拶しなきゃ。」

ア「女王様?」


ユ「其処に居るのは誰だ!」

ス「あ、女王様」

ア「…ってまたユーリ!?さっきはウサギさんだったんじゃ」

ス「あ〜あ、呼び捨てにしちゃった。しかもウサギだなんて」

ユ「…私を呼び捨てにした挙句、兎だと?」

ア「え…?明らかに同一人物っスよね」

ス「アリス、残念だけどもう庇いきれないよ〜。」

ア「今までも庇ってもらったことないっスよ?」

ユ「何をごちゃごちゃ言っている。お前はお仕置きだ!罰として、この城の家事を全て一人でやるがいい!」

ア「えぇー!?…ってなんか今とそんなに変わらないような」

ス「アリス〜お腹すいたよ〜」

ア「チェシャ猫さん!?今そんなこと言ってる場合じゃ」

ス「カレー食べたい〜」

ア「猫はそんなものたべないっス!」

ス「ボク猫じゃないよ〜」

ア「えぇ?!だってさっき自分で…」

ユ「さぁ!早く炊事、掃除、洗濯をするのだ!」

ア「あぁーもう!わけわかんねぇっス!さっきからなんか変じゃないスか?」

ス「カレー、カレー!」

ユ「家〜事、家〜事。」

ア「わぁぁぁ、なんか変だ。なんか変だ!」



****************

ア「なんか変だ!!」

ス「……アッシュ、どうしたの?」

ア「…へ?チェシャ猫さん?」

ス「猫?…寝ぼけてるの?」

ア「あれ、俺眠って…?」

ユ「変な夢でも見たのか」

ア「あ、女王様…じゃなくて!ユーリ。」

ス「ぷっ!なにそれ〜一体どんな夢だったのサ?」

ア「ひ、秘密っス!」



ア(あれは、日頃のストレスが見せた悪夢に違いない…)







ス「ヒッヒッヒ。深層心理を夢に写し出す薬、よく効いたみたいだネ…。次はコントロールできるように改良しよ〜♪」









おわり。

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22:39
不思議の夢のアリス@
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ユ「大変だ。急がなければ、パーティに遅れてしまう。」

ア「あ、ユーリ、どこへ行くんスか?」

ユ「私はユーリではない。ウサギさんだ。あー忙しい忙しい(棒読み)」

ア「ウサギさん!?一体どういう…」

ユ「説明している暇はないのだ、アリス。では。」

ア「ってなんで俺がアリス!?」


ア「えーと、…ウサギさん、この小さなドアを通って行ってしまったっス。でも、俺にはムリっスね。あんなに急いでどこへ…。ん?eat me? 美味しそうなクッキーが…。」

ア「わぁぁ!小さくなったっス!あ、ウサギさん、待ってくださーい」


*****************


ア「なんだか森の中に迷い込んでしまったっス…」

ス「そこの逞しいおじょうさん(?)、なにかお困りかナ?」

ア「スマイル!」

ス「ヒッヒッヒ、ボクはチェシャ猫さ。それより、ウサギがどこへ行ったか知りたいんでしょ?」

ア「あ、はい。どうしてわかったんスか?」

ス「そりゃぁボクは、魔力を持った猫だからねぇ。そこの樹の穴を覗いてごらん。」

ア「あ、あんな所にお城が。」

ス「これからパーティがひらかれるのサ。ウサギはそこにいるはずだヨ。」

ア「ありがとう、チェシャ猫さん。行ってみるっス!」

ス「ヒッヒッヒ。行ってらっしゃい、アリス…。」










つづく。

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