05/20の日記

00:55
なんとかも風邪をひく。
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ス「えぇー!今度はアッシュが風邪!?」

ユ「うむ。」

ア「ごほごほ。すみません」

ス「アッシュ頑丈そうなのにね。なんとかは風邪ひかないって言うし。」

ユ「まったくだ。これだから最近の犬は弱くて困る。」

ス「見た目だけか…」

ア「…二人共ひでぇっス。げほっ」

ユ「…反論にも覇気がなくてつまらんな」

ア「そりゃそうっスよ…。という訳なので、今日は二人で分担して家事をお願いします。」

ス「えー。しょうがないなぁ〜」

ユ「で、なにをしたらよいのだ?」

ア「ここにあみだくじがあるので、それで決めてください。ごほんっ」

ス「…いつ作ったのさ」

ユ「変なところで気が利くな、アッシュは」

ス「……」


結果、食事:スマイル 掃除:ユーリ



ス「よし、ごはんね。まかせて!元気の出るカレー粥作るから☆」

ア「そ、そんなムリしなくていいっスよスマ!なんか(食べたら)大変そうだし!」

ス「カンタンだよ?」

ア「いや、ていうかむしろ普通のお粥食べた…」

ス「何か言った?」

ア「!?…ほ、包丁置きましょう!あーカレー粥たのしみだなあー!あはは」

ス「じゃぁ大人しくリビングで待ってて☆」

ア「はい…」



そしてリビング。

ガーガー、ガッ!
ガタガタ、ズピーー。

ア「ユ、ユーリ!」

ユ「アッシュか。この掃除機とやらは使いにくいな。このコードが絡まって、まったく思った方向に行けぬではないか!」

手当たり次第に吸い込みまくる。
しかも家具とかも気にしないでボコボコぶつけている。
というか掃除機を上手く扱えなくてイライラしている。

ア「あ、あのユーリ、もうちょっと家具とか掃除機とか大切に…」

ユ「…吸い込まれたいのか?」

ア「えぇ!?す、すみませんっス!でも…」

ユ「家事の出来ない犬などに価値はない!!」

ア「!!」


ガッと掃除機を持ち上げてこちらをみるユーリの目は本気だった。

俺、病人なのにな…。そう思いながら居場所を失ったアッシュは自分の部屋に引っ込むしかなかった。





おわり。


deuil家はアッシュがいないと成り立たない割に、彼の立場は最弱。
こんなに虐げられてても?二人が風邪のときは甲斐甲斐しくお世話する優しいアッシュなのです。

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