05/21の日記

23:51
特別で単純な理由
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アッシュは鼻が効く。

アッシュは小さなことによく気がつく。


新しいピアスが似合ってるとか。
ちょっといいことがあってご機嫌だとか。
お腹すいたとか。

ユーリとケンカしたとか。


アッシュはホントによく気がつく。

こういうのを鼻が効く、っていうんだろう。
もちろん物理的にもだけど、ボクが言いたいのは、そうじゃなくて。




ア「どうかしたんスか?」

ス「…うん…」

ア「…お互いにタイミングが悪かったんスよ。」

ス「…なんでケンカしたってわかったの?」

ア「わかるっスよ。スマ泣きそうだもの。」

ス「…そんなことないよ」

ア「大丈夫。ユーリももう怒ってないっスよ。」

ス「……そうかな?」

ア「うん。だから、姿を見せてユーリ呼んできてください。お茶にしましょう」

ス「わかったョ。…ありがと、アッシュ」



アッシュは鼻が効く。

どんなときも、優しさをくれる。


でも、ボクが本当にうれしいのは、


黙っていても、見えていなくても

ボクがここにいるって、気づいてくれること。

何気なく、当然のように、気づいてくれること。

ただそれだけ。



ス「ユーリ?…あのさ、」

ユ「お茶の時間か?そろそろだと思っていたんだ。」

ス「うん。…だから、一緒に食べよう?」

ユ「あぁ、そうだな」






おわり。


たまには本来の?Deuilの精神的支柱っぽいアッシュを。
アッシュが特別(家族的な)になれた理由をほのめかしてみたり。

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