緋色の欠片
□★お前と共に
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お前に出会ってから、俺には色んな感情が出てくるようになった。
・・好き・嫌い・嫉妬・・・
俺は少し戸惑っている・・
お前も・・こんな風な感情があるのか・・?
俺だけかもしれない・・
お前といると胸が締め付けられるように苦しくなる・・・
触れたくなる・・
誰にも触らせたくはない・・・
そんな下卑た欲情がこみ上げてくるんだ・・
お前も・・俺と同じ気持ちなのか・・?
「祐一先輩ってば!」
「え・・あぁ」
「もーさっきから呼んでるのに・・もしかして・・私といるの・・つまんないですか・・?」
「そんなことはない・・ただ」
「ただ・・?」
「お前は・・・俺に触れたいと思うか・・?」
「な、な、何ですかいきなり/////」
カァァァァ
「何故顔を赤くする」
「いや、だって・・いきなりそんな」
「・・・俺はいつでもお前に触れたいと思っている・・
俺は・・どこか・・変なのか・・?」
「・・・・先輩・・そんなの私も・・同じですよ・・」
「それは・・本当か・・?」
「・・・はい・・だって私は、祐一先輩のことが好きなんですよ・・?・・嬉しいです・・先輩が・・私に触れたいって思っててくれて・・私と同じ気持ちでいてくれて」
「珠紀・・・」
俺はそっと彼女に口付けを落とした
「・・・きっと俺はもう・・お前なしじゃ生きられないな・・」
「・・・先輩」
「お前を愛しすぎて・・壊してしまいそうだ・・」
「先輩になら・・かまいません・・・ずっと愛して・・ずっと傍にいてください・・」
「あぁ」
お前が望む限り俺はお前を愛し続ける
お前が望む限り俺はお前の傍にいよう
お前が望む限り・・・俺はお前と共にある・・
end