遥かなる時空の中で

□★貴方を想う気持ち
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 天真君は私の事を好きだって言ってくれる・・


でも、私のどこが好きなのかよくわからない・・


そして・・私も。


私は天真君の事を好き・・・なのかな・・


わからない・・


だって、天真君はいつも私の傍にいてくれる・・


近すぎて・・私は自分の気持ちがわからない・・


もしかしたら・・天真君も、近すぎて勘違いしてるのかも知れない・・


だったら、ちゃんと言いにいかなきゃ、私は一人でも大丈夫だって・・


「・・・どこいったんだろ・・天真君・・」


あ・・・いた、でも・・イノリ君と何かしゃべってる?

邪魔しちゃ駄目だしここで待っとこう・・・


「おい、天真。お前ってさぁ、どんな女が好みなんだ?」
「な、何だよ急に!!」
「なぁ、いいだろ参考にしたいんだよ」
「何のだよ・・・ったくしょうがねぇな・・・いいか?
これ聞いても多分参考にはならないぞ」
「おう!!」
「俺の好みはだなぁ・・・」

(何だか・・聞いてるこっちまでドキドキしちゃう・・でも天真君の好みか・・・何だかちょっと気になるな・・)

「好みは?」
「・・・これっていわなきゃ駄目なのか?」
「もち!!」

ボソ
「・・・あかね」
「何だよ、聞こえなっかったじゃん」
「あかねだよあかね!!」
カァァァァ
「・・・それ、好みじゃなくて好きな人物そのものなんだけど・・・」
「だから、俺はあかねが好みなんだよ、どこが良いとかそんなんじゃなくてあかねがいいんだよ!!もちろん龍神の神子のことはぬきでだ!!」

(私が・・・いい?何でだろう・・・凄く胸が熱い)


ポキ

「誰だ・・・あかね!?まさか・・今の聞いて」
「ご、ごめんなさい!!」
「おい!!待てよ!!」
たっ

「・・・もう勝手にやってくれ・・一番恥ずかしいのはこのおれだっての・・色ボケも対外にしろよな・・・」


***
「あかね!!」
「天真君・・・あの・・」
「ごめん、嫌だったか?あぁゆうの・・」
「え・・」
「他の奴の前で・・・そのお前が好きだって・・」
「・・・わからないの、私、天真君との距離が近すぎて・・わからない・・天真君は、私との距離が近すぎて勘違いしてるんじゃない?本当に私のこと・・好き?」
「・・・はぁ〜〜〜〜〜〜」
「え?ど、どうしたの?」
「あのなぁ、俺はあかねしか好きじゃないし、あかねしか傍にいたいと思わない、だからお前が他の男としゃべってんの見たら、むかついてしょうがないんだ・・・これじゃぁ好きだってわかってもらえないか・・?俺はどうしたらいい?お前に好きになってもらえるには・・・どうしたらいい?」
「天真君・・・」


どうしよう・・・私・・・凄くドキドキしてる・・

天真君がやきもちやいてくれてるの・・・嬉しいって思ってる・・

想いが・・溢れてくる・・・


「天真君・・・私、天真君のこと好きなのかよくわからない・・でもね・・私、天真君の傍に居たいって思ってる・・今も、ドキドキしてる・・天真君が好きって言ってくれること、嬉しいって思ってる・・・」
「あかね・・」
「天真君の傍にいると・・胸があったかくなるんだ・・
これって・・・」
「・・・あかね・・」
「何・・?」
「俺にはそれ・・告ってるようにしか聞こえねぇんだけど」
「えぇ!?」
「なぁ、俺のこと好きって言えよ」
「・・・・」
「・・・嘘だ・・無理言って悪かったな・・俺、帰るわ」
「え・・」

天真君が行っちゃう・・

「〜〜〜っす・・き」
「・・・ほんと・・・か?」
「う、うん」
「ははっ、俺今絶対この世界で一番しあわせだぜ」
「そんな・・大げさだよ」
「大げさじゃねぇよ、あかね、好きだ」

天真君は私の耳元で囁いた

カァァァァ

「顔、真っ赤だぞ?」
「だ、誰のせいだと・・・天真君?こっちむいて?」
「ん?」

チュッ

悔しいから仕返しに私は天真君のほっぺにキスをした。

「な・・・」

カァァァァ

「天真君、顔真っ赤だよ?」
「〜〜〜っ誰の所為だよ」
「ふふっ」



貴方のの気持ちが気になるのは

私が貴方を好きだから

私の気持ちに気づかせてくれてありがとう

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