。゚☆物愛☆゚。
□о出会いо
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私が発百維(はっぴい)と出会ったのは、誕生日の次の日だった.
分からない事だらけでどうしたら良いのか分からず、独りでうろうろしていた.
そんな時出会ったのが、発百維だった.
発「…ねぇ…もしかして、初めて此処に来た人?」
緒「…えぇ…」
にっと笑う少年に、不覚にもドキッとした.
この感情がなんて名前なのかは分からない.
取り敢えず今はこの場に集中しよう.
発「…ボクねぇ、発百維(はっぴい)っていうんだ♪ お兄さんは?」
緒「緒狐羅(しょこら)と申します」
発「緒狐羅さん…か…良い名前だね」
緒「貴方様も、良い名前をお持ちですね」
発「ありがと♪」
その時の笑顔は今でも記憶に残っている.
あの感情は恋だったのかもしれない.
独りぼっちの私に声をかけ、笑顔を向けてくれたこの少年に恋をしたのかもしれない.
発「…んっと…此処の場所から説明するね♪ 緒狐羅さんは…」
緒「緒狐羅で良いですよ」
またにっと笑うと、少年は説明を続けた.
そう、あれは、運命の出会いだった……
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