†Music WordT†

□己龍
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愛シクモ切ナイホノ甘ク喘グ其ノ声ヲ・・・

いくどめかの夜が訪れて
いくどめかのあしたが暮れ逝く
囁きし愛の言霊
なれど、やをらぬくもり薄れていきき
首ににほい濃く残る痕も愛し

何時からか想いすれ違い
距離感さえも分からなくて出会ったアノ頃の君とは
まるで変わってしまった貴女だから
真相をひた隠し戯れて

浮かんでは苛む 凡て灰色へと
こんな日々ならば 僕ダケノ色ニ染メテ・・・

其の首をこはく絞めせば すれ違う想い、
離れてゆく気持ちも 二人・・・
相愛の頃に戻れますか?

此の首をきつく絞めせば仄甘い声で鳴き、
喘ぐ声すらも きっと・・・
愛しくて堪らない筈

深く寝息を立てて微唾む 幼顔の姿を横目に
乱雑に散らかる部屋で 不意に視界に入る一つの手帳手繰り寄せ、引き寄せて・・・開いた

『コレ』・・・に書いて遭った-僕ノ知ラナイ君-
心の裏側 赤く腫レ混濁シタ

嘘を嘘で塗り重ねて
互いに傷付き傷付け合う事さえ 君も・・・
気付かぬフリで遣り過ごしていた

薬指嵌めた指輪も色褪せていくすみ溝は
深まり続け 僕も
飾る写真の様に笑えずに

其ノ首ヲこはク絞めセバ すれ違う想い、
離れてゆく気持ちも 二人・・・
相愛の頃に戻れますか?

此ノ首ヲキツク絞セバ仄甘い声で鳴き歪む表情浮かべ やはら・・・
両の手が食ひ込む場所へと・・・
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