†Music WordT†

□己龍
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逃避行

知らないのは僕だけで、気がつけば独りぼっちで・・・
「この指止まれ!」と呟いて、中指立てた・・・

好きじゃないならそれでいい・・・
嫌いならそう言えばいい・・・
蔑みの眼差しも、罵声も、嘲り笑う声も・・・

「僕は今まで誰からも愛してもらえる存在なんだと
それが当たり前の事だと信じ疑う事など何も無かった」

「それは僕の理想論なんだと理解するのは簡単だった・・・
現実逃避に夢を見ようか?あっちの水は甘いと信じて・・・」

惜しまれない「サヨナラ」に手を振って
偽善の涙に見た期待感・・・
陽の当たらない部屋の片隅で
干からびた花瓶に枯れた指の花・・・
君はもう二度と・・・
僕の事をもう・・・
愛に別れを告げたはずなのに未練が愛を離さない・・・
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