02/19の日記

01:44
手に入れられないが故に
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欲しがる

俺が思っていた普通は普通じゃなくて
そのことに気づいたのは10代後半くらいか
幼い頃は家の中が全てで
ルールだから
おかしいなんて
疑いもしなかった
従わなければ虐げられ
メシは抜きになる
家に父親はなく
でもそれが普通だったから
これも1つのマイノリティ
俺はずっとマイノリティの中で生きてきた
故に普通が欲しい
定義は難しいけど

マジョリティ
家庭は両親がいることが前提
保育園も幼稚園も
そういう前提で出来ている
小学校も中学校も高校も
そこに当てはまらないものは
排除される
人間の本質なのか
わからないが
幸い、いないわけでは無かったが
マイノリティを恐れた母が
必死に写真を撮っていたのを
覚えている

何故なら
家庭は両親がいることが前提で
父の日、母の日に
感謝を伝えましょうって言うわけ
いない子供はどうなるの?
それってすごく残酷な仕打ちだよね
いないってわかってしまう
公開処刑だよ

子供は純粋
故に残酷
思ったことを全部言ってしまうから
本質を見透かされているようで
俺は苦手
あんな風に無邪気に生きれたら
楽しかったかもしれないね

人生で2回も大きなマイノリティ
しかも自分ではどうすることもできない
抗うことのできないもの
ここから俺の負け犬っぷりは
はじまってるんだね
羨ましくて仕方がないよ
普通でいたかった
普通になりたかった
絶対に叶わない
この世界に
何を見出して
生きて行けばいいのか

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