NINTAMA
□矛盾*
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あなたは私のじゃないから、遠くから見つめているだけでいいの。
「留三郎!」
くのたまのあの先輩−食満さんの彼女が、羨ましい。あの人を独り占めなんて…あの笑顔を独り占めだなんて…。
世の中に良い男が少ないのがいけないの。好きな人がかぶっちゃうなんて仕方ないじゃない。
「行こっか!」
「あぁ。」
腕を組んで学園から出て行く2人。(嗚呼、私もどこかに行きたい。あなたと行きたい。)
今までは、遠くから見ているだけで良かった。でも…ちょっとだけ今は心にゆとりがもてない。
END
(幸せそうな2人を見ていられない)
(でもあなたの幸せを願う私は矛盾してるのかしら)