NINTAMA

□言っただろう?
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今日は伊作が委員会で夜帰ってこないらしい。
そのため俺の彼女、名無しさんは俺の部屋に泊まりにきている。
くのたまなのに俺ら忍たま6年と仲のいい名無しさん。他の5人も名無しさんのこと好きだな多分。だから俺らが付き合ってるのは内緒っていうわけだ。




『留、ぎゅうして?』

「はいはい」


2人きりのときに甘えてくる名無しさんは世界で一番かわいい。普段も世界一だけどな。

今は抱き合いながら俺の布団で二人で寝ている。


なんだか幸せな気分だなー、と思った瞬間。



「ただいま。ってあれ?寝てるの?」



『「!!!」』


伊 作 が 帰 っ て き た

とりあえず名無しさんを外から見えないように布団の中に隠す俺。


「もー、僕暇じゃないかー」


「伊作ーっ!」



なんだ?!文次郎がきたぞ…しかも後ろには仙蔵、小平太、長次まで…
全員じゃねーか!


「なんだ?留三郎は寝てるのか」


「僕が帰ってきたときには寝てたんだよねー」



寝てないけどな



ふと名無しさんを見ればみんなに付き合ってるのがバレるのがこわいのだろうか?俺の服をぎゅっと握っていた。かわいいやつだ


とりあえず名無しさんの頭をなでてやると名無しさんは喜んでるみたいだ。
やべぇ、心臓めちゃくちゃうるさい




「でよー、留三郎ってば"名無しさんは俺のもんだ"とかいきなり言い出すから笑っちまうよな。」

「あーそういえばよく言ってる!」

「頭がイカれたのかもしれないな」

「……自意識…過剰」

「自惚れやだなー!!!」



な、俺の話…だと?!


名無しさんなんか笑ってるのか震えてやがる。あいつら言いたい放題言いやがって…!




「…なんか留三郎、震えてないか?」

「もしや起きてる…?!」



やべ、気づかれた!?



バサッと布団をはぎとられた。


「「「「「あーっ!!!」」」」」




ちっ、


『バレちゃったね、』


えへへ、と笑う名無しさんに俺は口付け、言ってやった。




言っただろう?


「名無しさんは俺のもんだ、って」


いたずらっぽく笑って名無しさんを抱き寄せてやると5人にぶったたかれた。痛いふざけんな。





END
(いって、何しやがる!)
(お前こそ何してんだ!名無しさんから離れろ!)
(名無しさんは俺のもんだから!)
(えへへ///)
(認めんーっ!!!)

 

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