NINTAMA
□ミルクコーヒー
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いつもデレデレしてる名無しさんとツンツンしてしまう俺。
俺は昔から名無しさんがすきだった。でもみんなに"性格反対だし合わねえだろ"と言われ続けてそろそろ諦めてしまおうかと思っていた。
確かにあいつに甘えられてもきっと俺は冷たく接してしまうだろう。
それであいつが病んで…
と考えるとあいつを傷つけられない。やはり諦めた方が良いのだろうか。
『留、なに考えてたの?』
俺の顔をのぞきこんでそう聞いたのは名無しさんだった
「あぁ、ちょっとな」
『ゆってよー』
「昔のことを思い出しててな、」
『昔は昔だよ。今が良ければ全然いいの。ほらあれだよ、終わり良ければなんちゃら』
「あぁそうだな」
笑顔を返してやれば俺に抱きついてくる
付き合うときに名無しさんに言われたことを思い出した。
―あたしね、留のことが好きなの
―でも俺ら、性格反対だから合わないぞ…?
―だからこそ混ざり合うの。あたしがミルクで留がコーヒー。
―そうゆうことにすれば離れそうにないな
ミルクコーヒー
END
(溶け合ってひとつになり、分離しない)