novel

□嵐は突然やってくる?
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久しぶりにライと再会し、集会に顔を出した後、店に帰ったのは既に深夜

すぐに帰る予定だったが、帰ろうとすればライがぐずるぐずる…

暫く相手してなかったから、しょうがないっちゃぁしょうがないんだろうけど、

「こんなに泣き虫だったかぁ?ι」


集会の途中で帰ろうとする俺を幾度も引き止め、結局最後まで付き合い、店に連れて来ることになった

まぁ、嫌じゃないからいいんだけどね。



俺のベッドに横になり、幸せそうに眠っているライを見て思わず微笑む



「さて、ご飯でも作るかな。」
ライの髪を優しく撫で、下のキッチンへと向かう



今日は簡単にオムライスとサラダ、後は珈琲でいいか


手慣れた様子で野菜を刻み、フライパンで炒めていく
キッチンに香ばしい珈琲の香り始めると、2階から大きな音が

バンッ!!
ドタドタドタッ……

「シキっ!!」


髪に寝癖をつけたまま飛びついてきた

ぎゅうぅっ…と俺にしがみつくよう抱きしめる

「はよ。驚かせて悪かったな。隣にいなくてびっくりしたんだよな。」

一向に弱まる気配のない腕を優しく叩きながら宥める

ほんとは、ライが起きる前に飯作り終わる予定だったんだけどなー



「ほら、もうちょっとで出来るから。」

そういって離そうとするが、ライの腕は離れない

「ライ、ご飯食べたら一緒に出掛けるぞ。」

「ほんと!?」

「あぁ。ほら、だからちょっと待ってな。」


すると、俺を後ろから抱きしめ、早く早くと急かす

背中に張り付かれ、仕方なしにそのまま料理を続ける





「ん、運んで。」

出来上がったほかほかのオムライス、色とりどりねサラダを運ばせる



飯を食べた後、俺達はとある店に向かった。
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