ギャグ
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「おはようございます。クローム」
黒曜ヘルシーランドには、今日もいつもと変わらない穏やかな朝がきた。
目が覚め、身嗜みを整えた骸がお世辞でも綺麗といえないリビングにやってきた。
「おはようございます骸様。今日は早い…」
ガシャンッ!!
「…?!どうしましたクローム。」
骸を見た途端、クロームは目を点にして手に持っていたコップを落とした。
「犬…っ、千種…っ」
タタタッ
「え?ちょ、どこに行くのですかクローム!クローム!!
…まったく変な子ですね。」
そう言いながら、自分で注いだコーヒーに口をつけた。
〜 十分後 〜
タタタッ
「おや、やっと帰ってきましたか。」
「犬…千種…あれ見て…。」
「あ?なんらよこんな早くに起こして!うっ…ぜぇ…」
先程のクロームのように固まる犬
続いて入ってきた千種も、骸を見てあまりの動揺に「めんどい」と言おうとしていたのが止まり、「麺…」と呟いている人になってしまっている。
あ、眼鏡がずれた。
「何なんですか3人揃いも揃って。
とくに千種、リアクションが古過ぎますよ。そんなに麺が食べたいならカップヌー●ル食べてなさい。僕の部屋にありますよ。」
「いりません。そうではなく、骸様どうしたのですか?その頭。」
「ハイ?君は僕をからかっているのですか?
確かにこの前の数学のテストで[6+9+6=むくろ☆]とか書いちゃいましたがそれくらいで頭がおかしいなんて言われたくありませんよ。」
「骸様。それは本当に頭がおかしいですよ。
そうではなく頭部ですよ頭部」
千種が指を指した先には、いつものパイナップルの部分がない骸だった。
「ハイ?あ、いけません。セットをするのを忘れてましt「敵にパインをもがれてしまったんれすね!!くっそぅ!許せねぇぴょん!!」
「いえ、だからセットを忘れt「骸様…待ってて下さい。今敵を壊してきます。」
「いや、だかr「…負けない…っ!」
「・・・。」
みんなが部屋を出ていってしまい、骸だけが一人とり残されてしまいましたとさ。
もしも骸の
パインが無くなったら
「…今度僕の話を聞いてくれるペットでも買いましょうか。まりもとか。」
そんな呟きも骸しかいない部屋に虚しく響いただけだった。