季節の小説

□幻の美形の恐怖体験
6ページ/6ページ

管「皆さんこんばんは!双璧日記のお時間…「ちょっと」んっ?何だい、カレン」
カ「私…今回の話、何があったのか知らないんだけど…」
管「えっ?ライから聞いてないの?」
カ「話してくれないのよ…『思い出したくない』の一点張りで」
管「もしかしてさ…今日モニター出演で別室に閉じ籠っているのってそのせい?」
ラ『何も見てない、何も聞いてない、何も見てない、何も聞いてない、何も見てない…』
カ・管「「…………」」
ラ『何も…』
カ「と、とりあえず今日のゲストを呼びましょ」
管「うん…じゃあ今日のゲストは、前半のギャグパートで活躍したルルーシュです!」
ル「うるさいっ!前半はほとんど俺いじめじゃないか!」
カ「何よ…原因はあんたじゃない!」
管「そうだ、そうだー!」
ル「カレンの陰に隠れるな!恥ずかしくないのか!」
カ「あんたが言うな!」
管「そうだ、そうだー!」
ル「ぐううっ……!」
管「まぁ、冗談は置いといて、解説しよう。
ライはあんな調子だし…」
ラ『ブツブツ…』
カ「そうね…(早く終わらせてライを慰めてあげなきゃ!)」
ル「確か今回は、三つの案があったんだったな」
管「うん…ライとカレンのラブラブエンド、ルルーシュが酷い目に遭うギャグエンド、そして今回のライのトラウマになるホラーエンドの三つだね」
カ「ラ、ラブラブエンド…たしかアーサーが関係してたのよね?」
管「ライがよく猫を追いかける習性を利用して、ライとカレンがアーサーを追跡、途中でライがひっかかれて、それをカレンが治療してる内に甘々になって…ってエンドだね」
カ「何でやめたの?(ライとそういうことするチャンスなんて早々無いのに…)」
管「いや…肝試し関係無くなっちゃってさ…」
カ「そういう事ね…」
ル「…で?何だこのギャグエンドとは…」
管「いや、そのまんまだよ。ルルーシュが例の罰ゲームをやらされるエンドだね」
ル「そうか…」
管「これも肝試し関係無くなってお蔵入りになっちゃったんだ」
カ「それで最後のホラーエンドになったのね」
管「うん…ベタだけど、やっぱりホラーはこういうオチにしないと」
ル「具体的にはライが目眩を起こした時から、あれはカレンじゃなかったんだろう?」
管「うん、すすり泣いてたのは、完全にカレンじゃありません」
カ「あれ?ねぇ…ライは?」
ル「何を言っている、ライならそこに…」
カ「いないわよ…」
管「えっ?ライ帰っちゃったの?」
ル「安心しろ、監視カメラの映像を見ればどこに行ったかわかるだろう」
管「じゃあ、ちょっと観てみようか」
…………
カ「いるわね…」
ル「ああ、だがここからが問題だ」
管「あれ?ライの様子、変じゃない?」
カ「何か怯えてるわね…」
ル「おい、音声のボリュームを上げろ」
管「うん」
ラ『…るなぁっ!!やめろ、来ないでくれぇっ!!』
管・カ・ル「「「っ!?」」」
ラ『嫌だぁぁぁぁっ!!カレン、ルルーシュ…助けてくれぇぇぇぇぇぇっ!!』
ザー…………(砂嵐、数秒後ライのいない部屋が映し出される)
カ「ちょっと…何よ…これ!?」
ル「ライの身に何かあったのは間違いない!
おい、管理人!今日の放送は中止だっ!!」
管「そ、そうだね!ライを探さなきゃ!」
ル「扇か!?私だ!黒の騎士団総員出撃準備、ライが行方不明になったっ!!」
カ「ライ…!私、紅蓮を取ってくる!!」
管「え、えっと…というわけで今日の双璧日記はここまで!
アトランティカ様リクエストありがとうございました!
ライカレにあまりなってなかったかもしれませんがご容赦下さい!
それではさようなら!」





ラ「僕は…今どこにいるんだろう…?」
?『ライ…ゼッタイハナサナイ…』
ラ「うああああぁぁぁぁぁっ!!」


双璧日記 終わり
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ