裏専用掲示板

ここはライカレ裏専用掲示板です!ここは裏妄想文の投稿や雑談をしていただく場所です!
ちなみに裏小説はリクエストを受け付けません!そして無理矢理、ハーレム、複数、寝取られなどの話題はしないようお願いします!
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11/02(Tue) 22:22
かなりご無沙汰です。。。
冷斗

超遅れました、すみませんっ!
夏からマイブームがどっと押し寄せてきて、一時ライカレを忘れてしまいました。
ごめん、ライカレ……
ライカレ熱が再び燃焼したので、お約束した裏妄想文を投下します。
一味違った展開、更にカレン攻めを考慮して書いていたら、色々と問題のある内容に。
キャラ崩壊というか、もはや差別と見られるかも。決してそういう意図はありませんから!

エロはあんまり無くて、裏ならではのストーリー重視。
某キャラが嫌いになっても責任は取れません(キリッ

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11/02(Tue) 22:23
夜を眺める目
冷斗

『夜を眺める目』


 
 特区日本設立後、正式に政治参加が認められた黒の騎士団は、ゼロを中心にして更に日本の改革を進めた。その中、騎士団のナンバー2のポジションである副指令、扇要もまた忙しない日々を送っていた。今日もいつも通り23時頃まで書類相手をしていて、そろそろ帰宅するつもりだったのだが。
「いよう、扇!」
 軽く手を振って扇を呼び止めたのは、玉城真一郎だった。この時間まで政庁にいるとは珍しい。
 いかにも面白い悪戯を考えついた、とでも言いたげなそのにやりとした笑みに扇が思わず顔をしかめる。
「何の用だ、玉城? 今夜は付き合ってやらないぞ。こっちは毎日夜通し働いて疲れているんだからな」
「違ぇよ。むしろ、飲み行くよりよっぽど楽しいことに誘ってやろうとしてるんだぜ?」
 そう言って、しっしっしっと笑う玉城。また新しいクラブでも見つけたのだろうか、と扇は苦笑する。
「悪いが、俺は早く寝たいんだ。明日も仕事が残っているからな。さっきも言った通り、今日はお前と付き合うつもりは……」
 扇がはっきりと断ろうとした時、玉城は強引に扇を押し出した。
「お、おい……」」
「へっ、嫌でも付き合ってもらうぜ、扇。ぜってー面白えから来いって。ちょっとだけでいいんだ、な?」
「いつも、そのちょっとだけが2時間にも3時間にもなるんだろう……」
「なんなら10分でもいいぜ。とにかく来りゃあわかるって」
 再びにやつく玉城を尻目に、扇は溜め息を1つついて連れ出されるのだった。

 どこのクラブに行くのかと思いきや、なんと行き先はここ政庁内の個室だった。
 予想に反していたため、扇は少々面食らって玉城を見る。
「おい、ここで何をするんだ?」
「へへへ……ま、入ってからのお楽しみだな。丁度、先客が来てると思うぜ」
 ポケットから無造作にカードキーを取り出して玉城が鍵を解除すると、扉がスライドして開け放たれる。室内は窓がなく、テレビの光しかないため薄暗く、家具は少ない。小さなシングルベッドやテーブル、大きな液晶テレビがあるくらいだ。床には酒の瓶やビール缶がいくつも散らばっている。
 そんな部屋でビールの缶を口に付けていた『先客』がゆっくりと扇達の方を振り向いた。

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11/02(Tue) 22:25
夜を眺める目
冷斗

「い、井上?」
「いらっしゃーい、扇ぃ。よく来たわねー、ふふふ……」
 ほろ酔い加減になっているらしい、井上のロングヘアーが不規則に揺れている。玉城が呆れ顔になりながらも、室内をずんずんと進んだ。
「おいおい、井上。今から酔っちまってどうすんだよ。せっかくの観察だぜ?」
「まだ酔ってないわよお、ビール5杯くらいじゃあ……あー、扇。水ちょうだい。あるでしょ、そこに」
 井上に言われてはっと扇が足元を見ると、中身が半分ほど残ったペットボトルを見つけた。変に逆らっても仕方ないので、言われた通り扇はペットボトルを井上に手渡してやった。
「ほら、いのう……え?」
 井上のところまで近づいて、扇はやっとテレビ画面全体を見ることができた。
 映像は何かの番組のように画面が変わることは無い。ただ1つ、ここ以外のどこか室内のみを映し続けている。そして扇には見覚えがあった。いや、例え無くとも部屋の主が画面にはっきりと映っていたから、大して意味はなかったが。
 ベッドに寝転がって、憂鬱な表情で白い天井を見上げる赤毛の少女。彼女は、扇が昔から妹のように可愛がってきた少女で。
 これは、まさか―――
「おいっ、どういうことだこれは! まさかカレンの部屋を盗撮してるのか!?」
「ちょちょ、待て落ち着けえ!」
 普段は温和な扇でも流石に頭に血が昇ってしまい、玉城の胸倉を掴み上げた。
「これが落ち着いてられるか! カレンはもちろん、ナオトの侮辱にもなるぞ!」
「だ、だからよ……とりあえず下ろせ! 息ができねえだろ!」
「こんな不埒なことを考え付くお前に生きる資格は無い!」
 玉城の言葉が余計に神経を逆撫で、扇の拳が勢いよく振り下ろされようとした。その時、
「ねえ、扇。もしかしたらカレンも、玉城に負けず劣らず不埒で生きる資格も無い女になっちゃってるかもよ?」
 今まで静観していた井上の一声が扇の拳をぴたりと止めた。激しい感情が一気に冷え、玉城の身体をゆっくり下ろして井上の方を向く。
「どういうことだ、井上……?」
「だーかーらぁ」
 ペットボトルの水を飲み干し、力任せにボトルを握り潰すと、井上の唇が吊り上がった。
「今夜、欲求不満に悩むカレンが、ライ君とHしちゃうかもってこと♪」
「なっ!?」
 愕然とした扇はその場で立ち尽くした。
 あのカレンが? そんな馬鹿な、あり得ない。ちょっと前までは恋すら知らなかったんだぞ。確かに今ではライと付き合っているようだが、それでも2ヶ月くらいしか経っていないはずだ。まあ、その……人前では一緒に弁当食べてたり抱き合ったりキスもしてるらしいが……弁当はともかく、後の2つはあいつら2人にはまだ早いだろう。なのに、その先まで? カレンは既に処女ではないなんて、そんなこと。

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11/02(Tue) 22:26
夜を眺める目
冷斗

「カレーン! 今はまだ駄目だっ、その先は結婚してからだ!! いや、結婚して1年は経ってから、ぐほっ!」
 テレビ画面のカレンに呼びかけている扇の頭に、思い切り肘を入れたのは井上だった。
「あんまり大きな声出さないでくれる? この部屋、空き部屋だけど私達が勝手に使ってるだけだから」
「ぐっ……それはそれで色々と問題じゃないのか……?」
「ったくしょうがねえな、お前は」
 復活した玉城が、頭をさする扇を見下ろし、ちらりとテレビに視線を移す。
「こういうことになると妙に厳しいよな。お前、カレンの親父か?」
「そういうつもりじゃない。ただ、ナオトの分も俺がカレンを見守ってやらなきゃいけないだけだ」
「ほーう? じゃ、今夜はずっと見ていくよな。カレンの乱れっぷりをよ」
「だ、黙れ。カレンは絶対にそんなことはしないはずだ!」
「なら、確かめようぜ。今夜、カレンはライとヤッちまうかどうか。ここでじっくりと見ていこうじゃねえか」
 いつもの扇なら、玉城の挑発には決して乗らなかっただろうが、今は違った。彼女を兄ナオトに代わって見守るために。
「……いいだろう。もし、カレン達が何もしなければ、こんな真似は2度としないと約束してくれ」
「ああ。その条件、飲むぜ。逆にしちまったら、どうする?」
「……お前らのやることには一切口出ししない」
 どかりと腰を下ろして扇が言うと、玉城は満足そうに笑みを浮かべた。
「よし、決まりだな。さて、あいつらの一晩を見物させてもらうか」
 ビールを手にとって豪快に飲み干す玉城の横で、扇は静かにカレンを見つめていた。
「カレン……俺は信じてるからな……」
 しかし、残念ながらカレンは既に扇の信頼を裏切っている。それを扇が思い知るのは、ほんの10分後だった。

 音声を入れ、更に画面を拡大し、本格的に盗撮を行っている3人。だが、彼らに罪悪感は全くない。内、2人は退屈しのぎの良い暇潰しに。1人は悲しいほどに一方通行な信頼を貫き通すために。
「……なあ。今更だが、一体どうやってカレンの部屋にカメラを仕掛けたんだ?」
 扇がふと浮かんだ当然の疑問に、玉城は得意げに親指を立てた。
「へへ。カメラはな、ピンポール型の超小型のやつを使ってるんだ。だから、熊のぬいぐるみの目をほじくって押し込むこともできるってわけだ」
「じゃあ、そのぬいぐるみをカレンに?」
 大きく頷いた玉城は、両手で宙に大きな丸を描く。
「こんぐれえのやつを適当に買ってきてカメラ仕込んでよ。今朝、渡しといたんだ」

 ―――ちなみに、今朝のカレンと玉城のやりとりは以下のようなものだった。
「よっ、カレン」
「……何だ、玉城じゃない。何か用?」
「へ、珍しく元気ねえじゃねえか。そんなお前に素敵なプレゼントだぜ!」
「はあ? どういう風の吹き回し? ……何よこれ」
「ちょっとダチに貰ったんだよ。ところでお前、牡羊座だったよな?」
「そうだけど、それが何?」
「今朝の占い見たんだけどよ、これをベッドに向けて置いておくと、恋愛運が超アップするらしいぜ!」
「……恋愛運……」
「ああ。お前に丁度いいと思ったんだ。騙されたと思って、やってみろよ」
「……ありがとう。一応、頂いておくわ」
 言葉ではそう言いながらも、カレンはどこか期待したような目で熊のぬいぐるみを見つめていたのを覚えている。カレンが去った後、玉城は思わずガッツポーズしたくらいだった。

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11/02(Tue) 22:29
夜を眺める目
冷斗

「ベッドに向けて置けって、ちょっとあからさますぎないか?」
「でも、実際に置いてるからこそ、私達はこうして見れるんじゃない。お手柄よ、玉城」
「あれを考えたのはお前だろ、井上」
 互いの缶ビールを打ち鳴らして乾杯する2人を眺め、扇はこの2人を一緒に行動させてはいけないな、と1つの教訓を得るのだった。
 一方、彼らに見られているとは露知らず、カレンは今までと姿勢を変えずに、ただ天井を見上げていた。そして、何度か小さく呟くのだ。
『ライ……』
「かー、こりゃ明らかに欲求が溜まってるな。早くライに抱かれたいんだぜ」
「まだそうと決まったわけじゃないだろう。元々、2人はまともに話していないみたいだからな。カレンが寂しがるのも無理はない。……いや、ちょっと待て。そもそもライはカレンの部屋に行くのか?」
 ライはかなり優秀で、ゼロに絶対の信頼が置かれている。故に彼は扇以上に忙しい。徹夜することも珍しくなく、ほとんど政庁には泊りがけだそうだ。最近は1人で執務をこなすことが多いため、カレンとはまともに会っていないはずだ。
 また当たり前に出てくる疑問が浮かぶ扇に、今度は井上が解説する。
「今日の朝一番、ちょっとゼロに言ってやったのよ。ライ君を働かせすぎだって」
「へえ。よくゼロが聞き入れたな」
「せめて今日の分の半分くらいは、最近暇そうな扇に肩代わりさせてやれってね」
「そうか。それは良いアイティアだな……何?」
 井上がウインクを送ってくる。つまりは、自分の仕事量がまた増えたというわけだ。下手すると二倍近くになるかもしれない。
「な、なんてことしてくれるんだ、井上! ライの仕事の半分が一体どれほどの量なのかわかってるのか! それに暇そうってなんだ!」
「いいじゃないの、一日くらい。ライ君の方がよっぽど大変なのよ。それに、カレンのためでもあるわ」
「そーだぜえ。カレンのためなら、明日徹夜でもイケるよな? ナオトの代わりに見守るって言うならよ」
 カレンの名前を連続で出されて、扇は言い返すことができずに唇を噛んだ。
 ここで文句をつけても、ゼロの命令ならば逆らえないから、もう手遅れなのだ。
「……わかったよ。明日は何とかする。……はあ」
 明日は帰れないと千草に連絡しなければ、と心の中で呟いた。いや、今日も帰れるのかどうかは怪しいが。
 その間、カレンは天井から目を離し、今度は横を向いて壁を向いていた。また彼の名を呼んで。
『ライ……私……』
「カレン……」
 あまりにもか細い、弱々しい声が、扇の心を突き刺す。
 お前は、そんなにもライのことを。
 ―――だが、カレンの手が妙な動きをしていることに気付いたとき、扇はテレビ画面にばっと近づいていた。
「おい、扇! 見えねえじゃねえかよ!」
 玉城の不満そうな叫びなんか耳に入らない。今の扇が認識できるのは、
『……ラ、イ……あ、はあ……』
 室内に響くカレンの1人喘ぐ声と、自らの股間を弄っているようにしか見えないカレンの身体だけだった。
「あらあら、もう我慢できなくなっちゃって1人でしちゃって」
「やっぱヤッてたんだな、あいつ! ひっひっひっ」
 井上と玉城が嬉々としてビール缶を掲げていたが、扇はただ呆然と画面で乱れる少女に釘付けになっていた。
「嘘だ……あのカレンが、そんなこと」
「嘘じゃねえ、現実なんだよ。そりゃ、17にもなりゃ経験無くてもヤるんじゃねえのか、普通はよ」
 玉城が追い討ちを掛けると、扇が生気の無い顔を向けた。
「性質の悪い冗談はやめてくれ……あいつはカレンじゃない。俺をからかうために、誰かが変装してるんだろう?」
「かなり重症になっちゃったわね、あんた」

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