貢ぎ物 弐

□家族さぁびす
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   家族さぁびす



 万事屋+銀時の恋人土方は四人で遊園地に来ていた。


 近藤が妙を誘うために買い、見事に無駄になったチケットが土方に回って来たのがそもそもの始まりで、恋人との二人っきりの時間を満喫したかった土方は、それを万事屋の子供に下げ渡した。これをやるから出掛けろ、という意味を込めて。



 これで心置き無く甘い時間を過ごせると、土方が喜んだのも束の間、子供達(主に神楽)の強い希望で土方の思惑も虚しく大人組も同行する羽目になったのだ。



 普段は滅多に休みなんか取れないのに、この時に限ってチケットの期限内に土方の休みがあったのも、不幸な偶然だ。








 そして、今。



 子供達は何の為に(無理矢理)誘ったんだ!?と問いたくなる程、大人を放置して遊園地を満喫中である。



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