貢ぎ物 弐

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 夢を見た。


 とても、とても、怖い夢を。





 愛した人全て、蝋人形のように固まってしまう夢。
 何とかしようと手を掛ければ、触れた所からボロボロと崩れ落ちていく。











 それはまるで、今までの人生を象徴するかのような―――。




 これから先もそうなのだと暗示するような―――。









 とても、とても、怖い夢。






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