銀魂短編小説

□純恋歌
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 気になったのは、多分初めて逢った時から。



    純恋歌



 煌めく銀色の髪。気怠げな紅い瞳。少し薄めの桜色の唇。真っ白な白磁の肌。男にしては細い腰。すらりとした猫のような手足。



 やばい、という予感はあったのだ。この男は危険だと。

 なのに俺は、目の前に横たわる落とし穴に自ら飛び込んでしまった。



 その穴の名を、世間では恋というらしい――。





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