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□相互記念☆白銀紅様より
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「ギアン!」
「ッ!?」
はっと少し驚いてギアンは目を覚める。
「ギアン、そんな所で寝てたら風邪ひくよ?」
「あ、あぁ…すまない」
少し状況が飲み込めずギアンはさっきまで何をしていたのかを思い出そうとしていた。
(そうか…。帳簿をつけていてつい寝てしまったのか)
ギアンがようやくさっきまで何をしていたか理解していると、フェアがいきなりギアンに抱き締めた。
「ふ、フェア!!いきなりどうしたんだ―」
「ギアン。お願いだから一人で苦しまないでね」
「……フェア」
「ギアンが寝てる時苦しそうにしていたの。…そんなの見たくないの、だから…一人で苦しまないで、私も一緒に背負ってあげるよ」
君はいつもそう言って、僕を助けてくれた
僕は何回君に助けてもらうんだろう
君の所で働くようになって悪夢も前より見なくなった
その理由は―
「…フェア、君の事が好きだ」
「私もギアンの事…大好きだよ」
ぎゅっとギアンが抱き締め返すとフェアは頬をピンクに染めながらもギアンに微笑む。