首rrrr!!

□香焦がれ行動
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(シズちゃんが別人)
(狩沢さんの持ち物=管理人の持ち物)
(臨静なのに臨也さんの出番が少ない件)




仕事が珍しく休みとなり、暇になった静雄はある事を実行する為に池袋の道で歩を進めていた

「あっ―――シズシズじゃん!どこかに行くの?顔がまるで、セバスチャンみたいだよ〜」

「きっと、悪魔的な仕事をでもするんっすよ!!そうなんでしょ?静雄さん」

近道をしようと入った公園で後ろから呼び止められると其処に狩沢と遊馬崎が手を振り走って来た
相変わらず静雄にとっては意味不明な言葉を話している2人の会話を流す

「ちと、新宿に行く用事が出来てな…」

そう返すと狩沢は大きく反応し暴走を始めた
彼女の何かに触れたようである

「やっぱり…、シズシズとイザイザはボーイズでラブっているのね!!萌えを有難う!!クフフ」

「臨也さんの所に行くなら、渡して欲しい物があるっす」

「おい、誰もノミ蟲の所に行くって言ってねーぞ」

否定をしたが、静雄の言葉など完全スルーしただけではなく、どんどん妄想を発展させていく2人

「ハイ、これ。」

電撃的な文庫やペラ本と呼ばれる薄くて高く、とても美味しい本の間から茶封筒を取り出し…静雄に渡す狩沢

「イザイザの所にいる美人に渡して来て欲しいの。」

「きっと物事が円滑に進む事、間違いないっす」

やたら分厚い茶封筒をまじまじと見てしまう
下手な参考書よりも厚みがあるように見える程厚い。
そんな事よりも、静雄が臨也のマンションに行く事は決定事項のようだ…。

頼まれてしまっては断れない静雄ゆえ渋々持って行くが、意外にも狩沢達の勘は鋭いらしい。
静雄が新宿に向かう目的は確かに臨也のマンションにあるのだから…

「そーいや、ノミ蟲ん所に居る美人さんって波江さんの事か?」

ふと、マンションの階段を登っている時に感じた疑問
静雄も不本意だが何度も臨也のマンションに来ており、其処で秘書として働く波江とは知り合いな関係である

「まぁ―…渡せれば良いんだよな。」

そう考えている内に扉の前までやって来た
何時もならば扉としての機能を果たさす前に入るのだが、波江さんに迷惑をかけてはいけないと思いインターホンを恐る恐る指で押す。軽音に鳴り響く音が小さくなっていく程、静雄の緊張が大きくなっていく

「…珍しいじゃない。アイツが居ない時に来るなんて」

少しだけ驚いた顔をする波江に固まっていた糸が切れ、安堵感が出て来た

「な…波江さんに頼みたい事が有って来た、んで」

恥ずかしそうに目を逸らす静雄に呆気を取られるが、取り敢えず部屋に入れておこうと思考した波江の判断は正しかったかも知れない…




――――――――――
まさかの続くオチ(爆)



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