poetry anthology

□二人語‐フタリガタリ‐
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私の名前は三枝悠(サエグサハル)、私の住んでいる所はA県とB県の県境位の所でぎりぎりA県に入るの、でも買い物に行くのは断然近いB県の市街だけどね

えっとね、私には大事な親友がいるの中村千夏(ナカムラチナツ)って子で、住んでる所が田舎だから同い年の子は千夏しか居なかったってのもあるかも知れないけど。
でもね!千夏はホントにいい子なんだよ、私って元々この村の子じゃないんだ、だから小さい頃なんか私をいじめる子がいてさよく泣かされてたんだ『よそ者』とか言われてさ、確かあれは五歳位の時だったかな?十歳位の子にいじめられて、その子に打たれたの。
そうしたら千夏がどっかに走っていっちゃってね、私千夏にも見捨てられたんだと思ってビービー泣いてたら千夏が蛇を捕まえて戻ってきたのそれでその蛇を十歳位の子に投げてさ、その子は一目散に逃げて行ったわ。

ホントに千夏には感謝してる、私は千夏がいないと生きていけないと思うもん
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