poetry anthology

□嫌悪
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嗚呼、

情けない情けない情けない情けない情けない情けない情けない情けない情けない情けない情けない情けない情けない情けない情けない情けない情けない情けない情けない

なんて僕は情けないのだろうか


僕は情けない人間だ

自らの意思すらも貫き通す事もできない

弱い人間

他人を蔑み、卑下し、侮蔑する事でしか自分という存在を前向きに捉えられない

愚かな人間

だから

僕は情けないんだ


でも

情けなく

弱く

愚かなのはなにも僕だけではないだろう?

だって

完璧なんてこの世には無いのだから

どんなに、大金持ちだって

どんなに、容姿の優れた人だって

どんなに、賢い人だって

完璧にはほど遠い

だってただのニンゲンだから

地球という小さな惑星の中で支配者面しているだけの細胞の塊に過ぎないのだから

なのに

どうしてこんなに僕は惨めなんだろう

皆だだの細胞の塊なのに

そのなかで

どうして僕は自らをこうも惨めに思うのだろう

ここまでくれば答えは簡単だろう

僕が

情けなく

弱く

愚かで

臆病だから

所詮

僕は負の感情の集合体

いや?

負の感情を持った細胞の集合体だから

50億の細胞ひとつひとつが

負の感情を持った愚物

それが僕

嗚呼

情けなく

弱く

愚かで

臆病で

惨めで

卑怯で

脆くて

怠惰で

無知で

それが僕


そんな僕が

僕は清々しい程大嫌いだ












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