poetry anthology
□独
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鳴咽
嘔吐
白濁の吐瀉物
それが“僕”
独り吐き出された異質なもの
順応出来なかったもの
他と交わる事が出来ずにはみ出してしまったもの
孤独なもの
それが“僕”
例えば
同じ教室に居るクラスメート達
その中で“僕”だけが周りとは違うという意識
みんな笑い合っているのに“僕”だけが笑えないという疎外感
嗚呼
孤独だ
仲間が欲しいという願いからくるもの
ならば、
“僕”が手をのばせばいい
だが、もし嫌われたら?
そんな葛藤
嗚呼
苦しい
だから僕は孤独なのだろう
†