08/26の日記
23:00
指紋
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ついに先日
警察の人に指紋をとられました。
…といってももちろん、わたしが被疑者だとかそういうわけではなく、職場である事件が起きて、その書類作成のために指紋を…ということだったのですが。
決して
わたしの変態っぷりが警察にばれて「ちょっと参考までにここに指紋を」とかいわれたわけじゃないんです…。
「印鑑じゃダメなんですか」と聞いたんだけど「ゴム印はダメです」とすげなくあしらわれて、「お持ちでないなら、この黒いインクに人差し指をつけて、こことこの部分に…」と促されて。
単なる販売員のわたしがシャチハタ以外の印鑑を所持しているわけがないじゃないの。
しかもこのシャチハタ、特注で高かったのよ(名字が珍しいので特注しかない)
わたしの数日ぶんの食費レベルなのよ。シャチハタ舐めるんじゃないわよ。
…なんて刑事さんにいえるはずがなく。
おとなしく指紋を提供しました。
刑事さん、いつものようにふたり組だったんだけど、年配の人が若い人に「おい、ティッシュ」といい、部下らしい男性が慌ててアタッシュケースを広げてなかを探り。
「ないです……」
そしてその若い刑事さん、なにを思ったのか、つい先ほどまで、押収した商品を扱うために両手に嵌めていた白手袋を取り出し、
「どうぞ、これで手を」
ちょっと待てーー!!
さっきまであなたが手に嵌めていた、その輝く白さの手袋でこのインクを拭けと!?
で、できません…!!
いいんですよ!指の一本や二本、インクで汚れてようがかまいやしません!!
シャチハタ舐めるなとか思ってホンっトすみませんでした!!
だからお願い。
これ以上、わたしの妄想を暴走させるような真似はやめて。
そんな内心の動揺を押し隠し、冷静さを装って
「いえ、大丈夫ですから」と答えた自分を褒めてやりたい。
いいんですよ、指紋くらい。いくらでも協力しますとも。
どうもご馳走さ…いえ、ご苦労様でした。
…あの白手袋って、なんかすごく萌えませんか?
阿呆ですみません……。←全力で謝れ、刑事さんに。
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