01/08の日記

01:20
私は存在が空気/中田永一
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すごいタイトルだな。というのが本屋さんで目にしたときの第一印象。

超能力者が活躍(?)するお話が収録された短編集。
主に十代の若者たちが主人公で、乙一さんの初期の青春ものが大好きだったわたしにはたまらない1冊でした。
あまりパッとしない、地味に地道に日々を送る学生たちが奮闘するお話のほか、ちょっぴり毛色の変わった作品もあって、面白いです。

最初に収録された『少年ジャンパー』がとくに好き。
『ファイアスターター湯川さん』も良かったです。こちらはほんわかしているようで結構グロいというか、ほかの作品と並べるとバックグラウンドがかなり殺伐としていますが。



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