01/12の日記

02:30
ハローハロー NEXT KINGDOM 1/藤崎真緒
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『瞳・元気』次世代編。

懐かしー!!
はじめにKindleでこの作品を見付けたときに、えー! 義王と響のこどもたちのお話があるんだ! とびっくりしました。
『瞳・元気』からもう20年近くが経つんですね。やー、それにもびっくりですが。
連載当時、花ゆめを買って読んでいたのを思い出します。ほんと懐かしいです。

今作品の主人公は、藤之宮学院陸上部の特待生・加賀美由奈。
アスリートとしての道を進んでいくはずだった彼女は、交通事故に遭い、足を負傷。進路の岐路に立たされる。
リハビリに励んでふたたび短距離走者として復帰するか、あるいは陸上部をやめて一般の生徒として学園生活を送るか。
後者の場合、寮を出なくてはならず、寄る辺ない身の上の彼女は住む場所に困ってしまう。
そんなとき、学院の有名人である香坂涼に声をかけられる。

「だったらウチにくれば?」


というのが主なあらすじ。
主人公の由奈がとてもがんばり屋でしっかりしているのが、好感が持てます。
こういう続編ものの場合、前作が良すぎて、それと比べてがっかりしてしまうことがあるのですが、どうやらその心配はなさそうでほっとしました。
響たちのこどもの涼も、義王に似て、優しくて世話焼きで、でもいうべきところはキッチリいうという性格で、いい男です。

キングダムの面々も、かつてのメンバーのこどもたちが活躍していて、誰がどのカップルのこどもなのかと思い出すのも楽しい。
最近、こんな感覚を味わったなと思ったら、あれです。高屋奈月さんの『フルーツバスケット another』を読んだときでした。こちらもかつての花ゆめ連載作品でしたね。大好きでした。


高校生が親不在の家で共同生活を送るという展開は、現実ではちょっと考えられない話だけど、響と義王は自分たちの経験があるからあっさりと許可したのだろうなと思えるし、続きが楽しみです。
巻末におまけで響と義王のいちゃこら話が収録されています。香坂家こわい。どんだけセレブなの……。


☆☆☆☆





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