01/13の日記

01:49
柊様は自分を探している。1・2/西森博之
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硬派で、周囲の生徒たちから一目置かれている高校生の白馬圭二郎。
ある日、彼は着物姿の美少女と出会う。
彼女の出で立ちや言動は、まるで時代劇などに出てきそうな威厳にあふれたお姫様そのもので、しかも自分が何者なのか記憶がないという。
ただひとつ、覚えていたのは柊という名前のみ。
なりゆきから、柊の家来となった圭二郎は、両親に頼み込み、彼女を家で保護することになったのだが……。

というのが主なあらすじ。

柊様と圭二郎のやりとりが大好きです。
出会った瞬間から圭二郎を家来のごとく顎で使う柊様と、なぜかそれに従ってしまう圭二郎。
まるで武家の姫様のように美しく凛とした柊様が、実は少し(かなりすごく)黒くて悪いところが最高です(笑)
着々と人心を把握してゆく手腕がすごすぎる。かなり無茶なのにものすごく説得力があって、もう柊様の独擅場。
それなのに、みんなから口々に黒いとか悪いとかいわれると、それを気にして「いや、そんなに悪くはないじゃろ?」「少しじゃろ?」と小さくなっていくところが可愛くて微笑ましいです。

そして柊様、あんまり自分を探していません(笑)
圭二郎と同じ高校に通うことになり、なかなかヘビィな学校生活を謳歌(?)しています。

柊様の正体は、それらしいものが提示されているけれど、今のところ、それについては不思議なほどスルーされています。
彼女の正体如何では、ファンタジーっぽい展開になりそうだけど、どうなのかな?

たぶんそろそろ3巻が発売されるはず。
楽しみです!


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