*頂き物*
□いのべ家へ行く!
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注:)作者の趣味により、ティエリアが女体化してます。苦手な方はお戻りください。
いのべ家へ行く!
〜ニルティエver.〜
俺は、今ティエリアの実家にお邪魔させてもらっている。
何のためかって?
ティエリアを嫁さんに貰う許可をもらいに来たんだ。
さすがの俺でも、ちょっと緊張してるな…。
「ニール・ディランディと申します」
目の前に指を組んで座っている黄緑の髪をした男性に告げる。
ティエリアに劣らないきれいな顔をしているが、こいつ俺よりも若く見える…!?
俺まさかの年寄り…!?
礼儀正しくしようと意気込んでいたが、何か緊張の糸が緩んだ気がした。
「あ、娘のティエリア・アーデさんを俺にください!必ず幸せにしてみせます!」
隣で赤くなって俯いているティエリアを一瞥した、目の前の‘家長’は本日初めて口を開いた。
「君なんかにうちのメンバーを渡すつもりはない」
やっぱそうだよなぁ…。ティエリアかわいいもんな。
「やっぱりそうですよね。ティエリアべっぴんさんだし、お義父さんも手放したくないですよね…」
「何を言っているんだ、君は。僕は、イノベーターは人間より優れていると考えているから、人間なんかとの恋、ましてや、結婚は認めないだけさ。それに、父親なんかじゃない。創造種ではあるけどね」
それって、父親と同じだと思うんだが…。
「ティエリア・アーデ。君も君だ。何故このような下等な人類と恋仲になった?イノベーターの品格が落ち──」
「さっきから聞いていれば、君は人間をバカにして!私は人間だ!イノベーターなどではないっ。もういいっ!こんなところ出ていってやるっ!」
ちょ、ティエリア?
「ふん、勝手にするといい」
あ、あの、お義父さんもそれでいいんですか…?
「ニール、行くぞ!」
俺はティエリアに引きずられるようにして、立ち去ることとなった。
こうして、ティエリアと俺はめでたく結婚することとなった。
めでたしめでたし。…なのか、ホントに?
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