ＭＡＩＮ
□入江正一の災難
3ﾍﾟｰｼﾞ/5ﾍﾟｰｼﾞ
意外にもスパナはあっけなく。
「うん。居るよ」
「･･･居るんだ。誰???」
―ここで馬鹿なこと聞かなければ。
僕の一日は平穏に、何事もなく終わるはずだったのに。
正一が思ったのも遅く。
スパナは笑って
「白蘭様」
そう言ったのだった。
この後、正一はがっくりと項垂れる。
「そう･･･なんだ」
「え、正一、もしかしｔ「違うから!!決して、断じて違うから!!」
「･･･そっか」
「うん」
気まずい沈黙。
「なぁ、スパナ」
「何???」
「マジですか」
「うん。大マジ」
「ほんっとーに好きなんですか」
「うん。白蘭様大好き」
「はぁー･･･そうですか、スパナ」
「???やっぱり、正一白ｒ「だから、違うって!!!」
「ふーん･･･???」
「な、なんだよ」
「え、別に」
「あっそ」