夢と誇り

□夢と誇り
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約11年前、世界対戦が勃発した
戦争の名を「魔対人」と呼ぶ


少年「にい……さん?」

少年の兄「ク…クラウ…ド」

クラウド「え?」

兄「お前が……俺…の……生きた…あか…し」

クラウド「俺が…兄さんの…生きた証…?」

兄「そうだ…お前が…俺の分…まで生き……る」

クラウド「俺が兄さんの分…まで?」

兄「俺の夢と誇り…全部やる……」

兄がクラウドの手に大剣を渡す

クラウド「え?にい…さん?」

兄「……………」

クラウド「え?う…うおおおおおおおお!!」


少年が戦争を体験するには早すぎた…
まだ四才なのだ

自分の兄から貰った自分の身長の二倍もあるような大剣を握り締め
泣いた

クラウド「兄さん…」

少年はデカすぎる大剣を引きずりながら彷徨い歩いた

歩いている途中何度も転びそうになり

何度も屍を見た

それでも少年は歩き続けた…
 

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