HIKARI†
□使命
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ギィィ―――…
重い扉を開け、一歩足を前に踏み出した。
門の外に出ると、光の国とは違う、不思議な雰囲気を感じた。
目の前には……看板。
その先に、また別の門があった。
[撃て]
看板にはこう記してあった。
『撃つ…?』
どこを何でどう撃てばいいのやら……、という疑問が頭に浮かんだが、すぐに看板に記してあることの意味がわかった。
…なるほど、そういうことね。
腰についてるウエストポーチに引っ掛けてある、光から貰った銃を両手で構え、看板を撃った。
ッバン!
大きな銃声が耳に届いてから、何もない空間に消えた。
初めて何かを銃で撃つ衝撃は、半端なかった。
もやもやと白い煙が晴れて、それは現れた。
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