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□無責任詐欺師
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 ヒトガシンダ

 そしたら 僕が見たのは
 昨日まで、
 あの子の悪口を
 言っていた人は
 泣いていた

 そしたら 僕が見たのは
 死ぬ寸前まで
 その子のことを
 知らなかった人は
 「静かな良い子だった」
 そう 語った。

誰が死んだあの子の
心がわかる?
誰が死んだあの子の
「本当」を知ってるの?

 誰かはあの子をいじめていた
 でも誰かじゃないんじゃない?
 みんな良い子だから
 言えないよね、

 自分も共犯だ、

 だなんて。



 自分じゃない
 自分は関係ない

 そんな言い訳は本当
 聞きあきたよ。
 本当に、君たちは
 「良い子」だね。






 本当、
 シンジャエバイイノニ

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