腐男子日記
□1章*嵐?いやいや、台風だよ
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転校生side
オッス、オラ愁y………
すいません。謝るんでそんな痛い子を見る目で見ないで←
改めて自己紹介をすると、僕の名前は中墨愁也(ナカスミシュウヤ)
姉情報により『赤雪高校』に転入を即決したバカです☆
そんな僕は目の前の門のでかさに呆れつつ
「うおっ!?デッケー門!?」
隣の王道君に悶えています。
隣にいるのは王道k………ごほん。
水沢健斗(ミズサワケント)
見た目は
ボサボサ!!ビン底!!オタクルック!!の王道三種の神器を身に付け、性格も無駄に明るい!!人の話聞かない!!ウザイ!!の王道まっしぐら学生だ。
ちなみに、ボサボサは鬘だ。興味本意でさりげなくボサボサを引っ張ったら“スポッ”と取れた。
見事なまでに“スポッ”とね
下にあったのはサラサラ………とはしてないけどまっすぐな水色の髪だった。
染めまくったのか結構痛んでいて、なんかもったいないなと思った。
ここまでで気付いた人もいると思うが、僕は今をときめくピッチピチの『腐男子』である。
すべて姉ルートではあるがBL情報も集めたりしている。
この学校を知ったのも姉ルートである。
何でこんな王道な学校を知らなかったんだ!!
と衝撃を受けたのはまだ記憶に新しい
「君たち転入生〜?」
僕がモタモタし、水沢はギャーギャー騒いでいるときにとつぜん声がかかった
府と顔を上げると、左側の前髪だけ数本のヘアピンでとめて、愛想笑いをしている人がどでかい(ここ重要)門の向こう側にたっていた
もしかして副会長フラグか!?隣に王道君いるし!!と、僕が妄想し脳内で静かに悶えているとピンの人はどでかい門を開けて『案内してあげるよ』と僕たちを招き入れた。
入ってから気付いたのだが、門のちょうど外からは死角のところに人がたっていて、門を閉じ終えたピンの人がものすごい勢いでその死角の人に抱きついていた。
え?と少しの間固まってると
「早く行くよー」
と急かされる。
ピンの人の手は死角の人と繋がれていた。
しかも恋人繋ぎで
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