霧と雨の物語

□1、出会いました
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蔑まれた


俺がいると必ず雨が降る

三日に一度は必ず

だから、親にも嫌われた

『農村の方がお前がいて助かるだろ』と言われて、死なない程度だけの食料だけ持たされて放り出されていた。

知ってるんだ。
『農村の方がお前がいて助かるだろ』という言葉は口減らしの都合のいい口実だって。

でも、それでも俺は両親が好きでした

大好きでした。

なのにこれって

嫌がらせですか?


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