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イエス愛ラブ
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「ヒバリ、今日オレ誕生日なのな」

「へぇおめでとう」




…うん、わかってた。ヒバリが素直に可愛らしく祝ってくれるわけがないってことぐらいわかってた!わかってたけど!




「…ひばりぃ」

「何?まだ何かあるの?」

「逆にもう何もないの!?それだけ!?」

「(めんどくさいな…)」




冷たい、と呟けば首を傾げられた。可愛いけど免除はしないのな。
全くどうしたものか。もしかしてヒバリ、誰かの誕生日祝ったことないとか?それはないか。それにしたってこれだけなんて嫌だ、折角の誕生日なのにこれはないよなこれは。ちらりとヒバリの様子を伺えば顎に手を当てて考え込んでいる。小さくため息をついて俯いた。




「要するに、僕が山本に何かすればいいんだね?」

「え…うん、多分」




多少趣旨がずれているような気もするが戸惑いがちに頷く。そう、と呟いたヒバリはオレの近くまで来ると触れるだけの軽いキスをした。

…ん?んん?キス?




「……」

「固まるな」

「う、え?だって、だって」

「何かしろって言ったのは山本だろ、だから」




唖然としているオレを見てヒバリは眉間に皺を寄せてすらすらと捲し立てた。暫くは開いた口が塞がらない状態でそれを聞いていたけどヒバリの顔が段々赤くなっていくのを見たら冴えてきた脳みそがさっきの光景を綺麗にフラッシュバックし出して、こっちまで恥ずかしくなった。お互いに顔を真っ赤にして、ついにヒバリの言葉も止んだ。目を逸らすことも今さら出来ずにそのまま二人して突っ立ったまま、どちらからともなく笑いが漏れた。珍しくヒバリも楽しそうで、オレも幸せだった。




「誕生日、おめでとう」

「サンキュ!」




絡まった指とヒバリの笑顔が、最高のプレゼントだ!












エス愛ラブ

(ヒバリ、もっかい!)
(調子に乗るな咬み殺すよ)
















Takeshi BUON COMPLEANND!

と言うわけで何とか間に合いましたぁぁ←
あんまり甘くならなかったですが久々の山雲楽しかったです!たけしはぴばー^^


title:確かに恋だったさま



100424

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