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最高気温更新中
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じわりじわり、窓から熱が入り込んでくる。うちわでパタパタと扇ぎながらなんとか熱を逃がしてみるものの、そのうち腕が痛くなってやめてしまった。




「あっつー…」




全く、今日に限ってクーラーが壊れるから…朝見た天気予報ではおねえさんが今年一番の暑さになるでしょうなんて爽やかな笑顔で言っていた。くそう、暑い、暑すぎる。これが地球温暖化なのか、今この瞬間クーラーを使っている人間全員説教だまったく。




「ツナー、獄寺くんが来たわよー」

「! う、うん!」




がばっと飛び起きて散乱していたCDを片付けた。おそらくランボが置いていったんだろう飴の棒をゴミ箱に捨てたところで、ひょっこりと獄寺くんの顔が見えた。
オレと獄寺くんは一応恋人という関係に当たる。ってのもほんの2週間前からの話であって、なんとなくオレとしては気まずいと言うかなんと言うか。照れ臭くて恥ずかしくて名前を聞くだけで正直どうしたらいいのかわからなくなる。




「じゅ…じゃない、えと、……ツナ、」

「な、何?獄寺く……はや、と…」




うわあああ恥ずかしい。二人して真っ赤になってなんとも言えないような空気が流れてる。ちょっとずつでいいから慣れていこうね、なんて話し合ったけど、ちょっとってのがどこかわからない。
お互いこう言うの違和感を感じているみたいだから、まだまだ時間がかかりそう。




「あ、暑いね、今日……」

「はい、じゃねぇ、おう」

「クーラー壊れちゃって、暑いんだ、ごめんね?」

「…オレは別に、ツナといられれば十分で……」

「っ、」

「……っっ!!あ、あ、あ、ええとっ、……すいませんっ!!」

「ちょ、獄……」




バタバタと階段を駆け降りる音と、扉がバタンと閉まる音。それに負けないくらい大きなオレの心拍数。


まだまだ夏はこれからだ。








高気温更新中

(つ、ツナ、昨日は、その…)
(はやと!今日アイス買って帰ろっ!!)
(!!…は、…おうっ)


((ああ、今日もなんて暑いんだ!))

















初、獄ツナ!
うわぁなんて素晴らしいぐだくだ感。
獄寺くんは敬語が抜けなくて一人で苦戦してればいいさなんて日々妄想中。
偽者ですいませんorz



090730

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