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やっぱり君は
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僕にとっての戦いが呼吸のようなものなら、山本にとっての戦いとは空気中の二酸化炭素をすって酸素を吐き出すくらい難しいことらしい(例えがおかしいのは山本だからって理由で全部納得できる)。前にそうぼやいていた彼は今まさに戦いの最中だった。相手は山本が一度負けた相手で(幻騎士って言ったかな)山本はあいつは勿論他のやつらにだってに勝つために毎日修行に明け暮れていた。山本はああ見えて内側に思ってることを溜めるタイプだから、静かに再戦の機会を狙っていたんだと思う。その証拠にほら、あんなに嬉しそうに戦うんだ。




「何言ってんの?あれが山本武だよ」




赤ん坊が意味深に口角を吊り上げて、跳ね馬も楽しそうに笑う。
機械を通して戦う山本を見ながら思った。山本は間違いなく強くなった。僕がこっちの世界に来て最初に見た山本とは違う。あの男に葬ったと告げられて、驚きや怒りの感情よりとにかく悲しくなった。違うって、思ったんだ。

ねぇ、山本。
やっぱり君は君なんだね。

鮮やかに戦う君を見ながら、無性に嬉しくなった。


















っぱり君は

(僕が好きになった山本武なんだね)






















標的247の妄想です。
え、山雲って作者公式かぷですよね!(言い切った)
ヒバリさんの発言に萌えを補給させていただきました天野先生最高です!神様!ありがとうございました!!



091008

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