「ヒバリ、抹茶でいい?」
「うん」
どうやらヒバリはものすごく暇らしい。アイスが食べたいと珍しく駄々をこねたので家にあった抹茶のアイスをあげると大人しく食べ始めた。
さて真面目に暇だ。いつも以上にやることがなくて。だってせっかくヒバリと二人きりなのにテレビとか滅茶苦茶勿体ねぇし、下に親父いるからあんまりどたばたできねぇし、それに何より新年早々血を見るような痛い思いはしたくない。
でもヒバリの機嫌も悪くないし中々悪い空気じゃない。正直オレ、なんか元気。色々と!
無意識にヒバリの紙を撫でた。ピタリとヒバリの手が止まる。
「…なに、」
「や、可愛いなあと思って」
「馬鹿じゃないの」
「はは」
「……………君、」
「うん、ごめん」
「ちょっと、信じられないんだけど」
「声、我慢してな?」
「の、馬鹿!」
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夜テンション恐縮です←