shout
□happybirthday獄寺
山獄
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「ごっくでらぁ〜♪」
今日は山本の機嫌がよかった。何故だかは分からない。しかし明らかに何かおかしい。
恋人の俺に何も言ってこねぇのが何かムカつくな。
「くんな野球バカ」
「ひでぇのな…」
とか苦笑いを浮かべているが嬉しそうな山本。
俺は思い切って聞いた。
「何で今日はそんなに機嫌がいいんだよ。気持ち悪ぃな」
「ん?そりゃあ…まぁ…」
ポリ…と頬を掻いている山本に俺は少しイラッとする。
山本は俺をジッと見つめてきた。
「?あんだよ…」
「獄寺…」
ガシッと肩を掴んできた。俺は少しビックリするも肩を掴んでくる相手を見つめる。
ニカッと笑い嬉しそうに口を開いた。
「誕生日おめでとう獄寺!!」
「!は…?」
俺は呆気にとられた。
何でこいつが俺の誕生日…。
「どうしてもこれが言いたくてさ」
だから朝から機嫌がよかったのか…。なんかすげぇ分かりやすかったんだなι
「それで誕生日プレゼントなんだけど…」
「あんのか?」
密かに期待している俺…バカだなι
山本なんかに期待したってどうせロクなもんじゃねぇのに…(たぶんな)
「ほい」
そう言って山本がくれたのは手首につけるブレスレット。髑髏の飾りがすげぇかっこよかった。
なんだ…意外に普通じゃねぇか。つかすげぇ嬉しい//
「ありがとな」
「それから…」
「まだあんのか?!!」
「あぁ♪獄寺に気持ちいことしてやるのな♪」
前言撤回!!!!
やっぱこの野球バカまともじゃねぇえΣ
「なっ…ちょっ…待てやまも…」
「覚悟しろよ?」
「ぅあ…ッ」
「最高の誕生日だっただろ?」
「んなワケねぇーだろぉがぁ!!」
end