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□夏休み!
雲雀総受け
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ピーンポーン

家のインターホンが鳴った。僕の家に人が来るなんて珍しいな、と思いながら雲雀は部屋を出て玄関に向かった。
その頃、雲雀の家の玄関前では…


――

「何でみんないるかなー…。」
はぁ…、と溜め息をついたのは、ツナこと沢田綱吉。

「それはこっちのセリフなのなー。」
にこにことツナに微笑みかける山本武。

「恭弥早く来ないかな〜♪」
と、まるで子供のように、うきうきと雲雀が来るのを待っている、跳ね馬ディーノ。

「雲雀くん…あぁ…雲雀くん…。早く会いたいです。」
この気持ち悪い人物は、ナッポーこと六道骸。

雲雀の家に来たこの4人は、雲雀が好きで、今回は抜け駆けしようと、雲雀の家にやってきたのだが、みな考えることは同じらしく、現在に至る。

「っていうか何でディーノさんが?仕事はどうしたんですか?」
にっこりとディーノに笑みを浮かべるも、殺気を放っているツナに、ディーノは少し寒気を感じた。
「仕事は昨日全部終わらせたんだよ。今日は恭弥に会いたかったしな。」
「そうですか〜…。チッ」
ディーノは舌打ちが聞こえたような気がしたが、気にしない事にした。

「で、なんでここに変態南国果実もいるの?」
「なっ…酷いですよボンゴレ!!僕だって雲雀くんに会いたいんです!!!大体僕は変態南国果実なんかじゃ…」
「俺てきには変態を雲雀さんと会わせたくないんだよね〜…」
「俺もなのな〜」「俺も俺も」と、山本とディーノもツナの言葉に頷いた。
「ぼ、僕は帰りませんからね!!」
軽くショックを受けるもめげない骸に、ツナは本日二回目の舌打ちをした。

ガチャ

「「「…!!!」」」
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