shout
□初デート
骸雲
3ページ/7ページ
「さぁ、雲雀くん。何に乗りたいですか?」
僕たちは遊園地の中に入りパンフレットを持ってうろうろしていた。
(雲雀くんの事ですから…ジェットコースターとかでも言うんですかね…)
「……」
「ではジェットコースターにしましょうか!!」
「!!!」
一瞬肩が震えた雲雀くん。
おや?もしかして…ジェットコースター苦手でしょうか?
「……」
苦手みたいですね。ではやめておきましょう。他には……あ!
「魔法のじゅうたんはどうですか?」
「!!!!!!」
あ、また肩が…
これもダメですか。
「雲雀くん…絶叫系ダメなんですね?クフフ…意外でした」
そう言うと雲雀くんは負けず嫌いなので…
「乗れるよ!!行こう、ジェットコースター」
と言って僕の腕を引っ張りジェットコースターに向かって歩いていく雲雀くん。
「あ、あの…無理しなくていいですよ?」
「無理なんかしてない」
あぁ…雲雀くん。
どうなっても知りませんからね?
こうして僕たちはジェットコースターに乗りました。